朝、八千代の山には霧がかかって、空気がとても澄んでいました。
いよいよ、2日目の始まりです。
朝起きると、みんなで協力して布団やシーツをたたみました。
自分のことは自分でする。あたりまえのようなルールも、キャンプ生活の中では楽しむことができます。
本当はもっともっと、いろいろなことができるようになっているんだよね。子どもたちの中に根を下ろしている「生きる力」を、キャンプの中でたくさん見つけることができたように思います。
朝の仕度を終えて、お家の方からの手紙を読んだり、思い出の絵を描いたりしました。
家族からの手紙をうれしそうに何度も何度も読み返す顔が、印象的でした。
◎朝のつどい
ピンポーン!八千代校舎に大きなプレゼントが届きました。みんなで集まってプレゼントを開けてみることに…。
プレゼントの送り主は昨日手紙を届けてくれた「〇〇」さん。
その、送り主「〇〇」は・・・みんなの大好きなお話に登場する“ゲオルグ”でした。
プレゼントを開けるには合言葉が必要です。
昨日各クラスで組み合わせた文字を出し合って、並び替えてみると・・・
「あ き の か ぜ」
みんなで合言葉を言うと、プレゼントボックスが開き、中身はなんと、焼き立ての大きなカステラでした。
甘い匂いが広がり、ふわ~んと湯気もあがって、とてもおいしそうでした。
槇尾先生が、ゲオルグとぐりとぐらといっしょに、朝から一生懸命作ってくれたんだそうです!
卵をなんと・・・100個!!も使った特製の、大きくてふんわりして甘いカステラです。
みんなから大歓声が上がりました。
朝ごはんの時にたべましょうね。
◎朝のおつとめ
昂眞先生と一緒に朝のおつとめをしました。
森にもたくさんのいのちがあるんだね。
◎朝食
パン・バナナ・リンゴジュース・カステラをたべました。
仲間と食べる食事には、ただの食事以上の意味がある。みんなが味わったのは、いっしょにいる仲間との時間を愛おしむ気持ちだったのかもしれません。
◎オリエンテーション
2日間お世話になった八千代校舎の槙尾先生にご挨拶。
「槙尾先生、2日間お世話になりました。ありがとうございました。」
しいたけが乗った帽子を被り、楽しい演出でお見送りしてくださいました。
家族の元を離れて過ごした2日間、どきどきわくわくしながらたくさんの経験をしました。
一回りも二回りも成長して帰ってきた子どもたちから、きっとたくさんのお話を聞かれたことと思います。
たった2日間で、なにが、どう成長したのか。その軌跡は、今は目に見えないかもしれません。でも、いつか懐かしくこの日を振り返った時に、「ああ、あのキャンプの頃からだよね」と思ってもらえるような、一つの分岐点になることだろうと思います。
さあ、残りの園生活もあと5か月。仲間との思い出をたくさん作って、たのしく過ごしましょうね。