昨日は年少組の保育参観がありました。
「おかあさんにお歌を聞かせてあげたいな」「かっこいいところ見てもらおうね」と、子どもたちは朝からはりきっていました。
みんなが揃ったら、朝の会です。
1学期にくらべて、落ち着いた雰囲気になったでしょう?
お念珠も上手に持てるようになりました。
元気いっぱいな子どもたちの歌声が、園舎いっぱいに響きました。
今日の保育のテーマは、「絵本の世界を楽しもう」
絵本の世界、空想の世界は、年少組の子どもたちにとって大切な遊び場です。
子どもたちのイマジネーションをたっぷりふくらませながら、秋から冬にかけての保育が展開していきます。さて、絵本の中からどんな世界が飛び出してくるかな?
各クラスの様子をご紹介しましょう。
【あんず組】
あんず組は「ゆうびんやさんのほねほねさん」の絵本をもとに、ゆうびんやさんごっこを楽しみました。
大好きなこの絵本の読み聞かせをすると、「とんとんとん ゆうびんでーす!」と、子どもたちもいっしょにゆうびんやさんになりきっています。
今日は友だちにパスでお手紙を描きました。
手づくりポストに投函して・・・
友だちの家を探して、みんなでお手紙を配達します。
「○○くんのおうちはどこ?」「誰からお手紙がくるのかな?」「わたしのお手紙、届くかな?」
どきどき、わくわくの様子です。
今日はおうちの方にもお手紙を描いてきていただきました。
大好きなおかあさん、おとうさんにお手紙を読んでいただいて、子どもたちもにっこり!
「お手紙って、うれしいね。」
【ぶどう組】
ぶどう組は忍者がだいすき!
今日は「おにぎりにんじゃ」の絵本を読みました。楽しい忍術に子どもたちは釘づけです。
「ぼくも忍者になりたいな」「忍者の巻物がほしい!」
ぶどう組さんは、巻物づくりに挑戦です。
ラップの芯に、のりで折り紙や包装紙、布の端切れを張り付けて・・・
「ぬりぬり ぬりぬり」 お兄さん指でのりをつける表情は真剣です。
「この色にしようかな。こっちに貼ってみようかな。」
すてきな巻物ができあがりましたよ。これでどんな遊びが広がるかな?
【すもも組】
すもも組は「えんそくバス」のお話がだいすき!
今日は、なんでも出てくる不思議な「まほうのレンジ」から、おいしそうなお弁当が出てきました。
「遠足に持っていくお弁当じゃない?」「おいしそう!」
お家の方といっしょに、画用紙やフェルトなど、様々な素材をつかって、遠足にもっていくお弁当づくりに挑戦です。
「からあげがおいしそうでしょ」
「おむすびぎゅっ、ぎゅっ」
「たまごやきもおいしそうだね」「シューマイもおいしいよ」
「園長先生、見てみて!おいしそうでしょ」
「わー、おいしそう!」園長先生も、カラフルなお弁当を見てびっくり!
プチトマトやブドウなど、おうちの人たちもアイデアいっぱいの具材にチャレンジしてくださっていました。
「このお弁当を持って、どこにおでかけしようかな」子どもたちの空想の世界はどんどん広がっていきます。
【りんご組】
「へんしんれっしゃ」のお話がだいすきなりんご組さんは、何にでも大変身して遊びます。
今日はお菓子の空き箱が、カメラに大変身!
セロテープも上手につかって、空き箱にキャップを貼り付けます。
首に提げられるよう、毛糸もつけて・・・
画用紙にパスで絵を描いて、写真もできたよ。
「はい、チーズ!」
今度はこの写真の中で、なにに変身するんでしょうね?おたのしみに!
・ ・ ・ ・ ・
参観後は、あみださまホールにて、
広島市こども図書館 家庭読書アドバイザー 大上惠子 先生のミニミニ講演会が開催されました。
『もこもこもこ』や『かいじゅうたちのいるところ』の読み聞かせもしてくださいました。
「食事は体を育むもの。絵本は心を育むもの。」
「絵本には、ごはんの絵本と、おやつの絵本、2種類あるんですよ」
「よくわからなかったら、長く読み継がれている本が、ごはんの本です。子どもたちの血や肉になる本ですよ。」
「5年生くらいまでは、字が読めるからと言って、読み聞かせをやめないでくださいね。字を読むのと、物語を味わうのは、別の問題なんです。」
「何度も『読んで』とせがまれる本は、何度でも読んであげてください」
などなど、とても興味深いお話を聞かせていただきました。
こころ幼稚園の生活の中でも、絵本はとても大切な存在です。
読書の秋、子どもたちの心に残る、素敵な「ごはんの絵本」に出会えるようにしていきたいですね。
ハッピーフェスティバルの日には、子どもたちの想像力から飛び出した絵本の世界を、おうちの方々にもぜひ味わってほしいと思います。どうぞ楽しみにしていてくださいね。
ご多用の中、参観に来て下さりありがとうございました。