今日は礼拝(らいはい)の日でした。
あみだ様ホールに集まって園長先生のお話を聞いたり、DVDや絵本を見たりして過ごしました。
最初に園長先生から「今日は何の日だかわかる?」と質問がありました。
毎月16日はうめぼし弁当の日。うめぼし弁当は、16日の親鸞聖人のご命日に食べています。
親鸞聖人は旧暦の11月28日、今の暦でいうと1月16日に亡くなられました。
1月15日は親鸞聖人がおなくなりになる前夜、「おたんや」という日であることを話していただきました。
「おたんや」とは、「大逮夜(おおたいや)」という言葉がなまった言葉と言われ、「逮夜(たいや)」は亡くなられた人の命日の前夜のことを言います。
親鸞聖人様が1月16日にお亡くなりになられたので、その前日を「おたんや」として、1月15日は親鸞聖人様を偲び、夜通しおつとめが行われます。
今日は宮武昂信(こうしん)先生がおつとめに来てくださいました。昂信先生の好きな食べ物は、「魚」だそうですよ!
「一休さんが来た!」と大喜びする子ども達。
大人気の昂信先生と一緒に「しょうさんだん」をあげました。
きれいに合掌をして・・・
せいてんを頭の上にいただきます。
お母さま座りをして、「しょうさんだん」をあげました。みんな真剣な表情です。
その後は「さようならコロ」のDVDを見たあと、
武田園長先生が「おじいちゃんの木」と「かぜのひ」という絵本の読み聞かせをしてくださいました。
親鸞聖人はお亡くなりになる前
一人いて喜べば二人と思うべし、
二人いて喜べば三人と思うべし、
その一人は親鸞なり
とおっしゃったと伝えられています。
心温かな親鸞聖人が亡くなられたとき、多くの門弟たちが嘆き悲しんだそうです。
大好きな人と別れていかねばならない、苦しみの多いこの世界。
でも、私たちはお浄土という新しい世界に生まれ変わらせていただいて、そこでまた懐かしい大好きな人たちと再会することが出来る。
親鸞聖人はそのことを私たちに教えてくださいました。
子どもたちとともに、今いっしょにいられることの不思議さ、ありがたさを味わったおたんやとなりました。