寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しが感じられるようになりました。
今日は卒園茶会がありました。
年にわずか数回ですが、お茶席やお抹茶に親しんできた子どもたち。
この日はお父さま、お母さまにも日本文化を味わっていただく絶好の機会です。
年長組の子どもたちはお家の方と一緒に、少しドキドキしながら、とても嬉しそうに登園してきました。
遠州流、という広島では珍しい武家流のお点前。指先をちょんとついてのごあいさつなど、武士の美意識が薫るお作法です。
今日でお作法も3回目。
慣れた様子でお作法室に入り、小さな声で「たたみの端はふまないんだよ」とつぶやく声も聞こえます。
たっぷり泡立った遠州流のおいしいお茶をいただきます。
卒園を祝し、掛け軸にはとても立派な富士山に梅の花、お花はさくらの花をいけてくださっていました。
また、お菓子は、ももの花の形の手作り和菓子をいただきました。卒園に向けて春を感じられるとともに、小学生になることが改めて楽しみになりましたね。
隣のお友だちに「お先に。」と声をかけるのもお手の物です。
お父さま、お母さまも緊張気味。和やかな中にも、ぴんとした空気が流れます。
親子で楽しく卒園茶会をむかえられましたね。
季節はいよいよ、春です。