今日は浄土真宗をお開きになられました親鸞聖人の誕生日をお祝いする降誕会の法要がありました。
子どもたちがお花を持って来てくれました。
これは『ヤツデの葉』でしょうね。天狗さんが持っている葉ですね。
年少さんは法要には参加しませんが、門の前のしんらん様にお花をお供えしました。
忘れてしまった人もいましたが、大丈夫です。みんなの、しんらん様をお祝いする感謝の心が大切ですから。
広島都市学園大学から実習生が来てくれています。本園の卒園児さんでもあり、昨年に続いて2回目の実習です。
年少さんは法要の前に阿弥陀如来様(仏様)に「ありがとう」の感謝の言葉を届けにきてくれました。
「これは何?」初めて見る香炉に興味津々でした。
年長さんが「十二礼(じゅうにらい)」のお勤めをしました。(十二の偈文で書かれている阿弥陀如来を讃嘆するお経です。)
年中さんもお母さん座りをして、お行儀よくお勤めに参加していました。
(礼儀・作法という感覚を味わってもらいたいための時間でもあります。)
しんらん様の一生の紙芝居を観ました。
「子どもたちに阿弥陀様・しんらん様は何を教えてくれたのでしょうか?」と難しい質問を投げかけると、子どもたちから色々でた考えの中で「お月様」と言ってくれた年長さんがいました。
以前私が、「阿弥陀様のみ教えは暗闇(煩悩の闇)を歩く私たちを照らす月の光(仏法のこと)ですよ。」と話をしたことがありました。
「しんらん様は、暗闇を照らすお月様の光があることを私たちに伝えて(気づかせて)くださったお方ですよ。」という譬えで伝えましたが、分かってくれたでしょうか。
年長さんが粘土でしんらん様を作っていました。こういう時間も宗教的情操教育という点でも大切だと感じました。
降誕会に合わせて、食への感謝の意味も込めて今日は毎月一回の梅干し弁当の日でした。
梅干しが未だ苦手な年少さんもいましたが、みんなよく食べていましたよ。
毎週水曜日はつみき教室(課外)の日です。
年長さんともなると、活動にはしっかりと慣れて、難しい内容でも頑張って最後まで取り組んでしました。
仏教の教え、しんらん様の教え、保育の土台の「安心感と受け止め」は、根底では全てつながっていると、最近、益々実感しています。
人の「こころ」が安心できて安定すれば、困難な状況と共に生き抜いていくいことができる(大げさかもしれませんが)というみ教えです。
普段、われわれになじみが無く基礎知識が無いとなかなか理解できないかもしれませんが、少しずつ子どもたちに伝えていきたいと思います。