今日から年長さんは、卒園記念作品「阿弥陀様の絵」を描き始めました。(今日は練習です。)

そもそも、阿弥陀様の形は大人でも非常に難解で、全体の特殊な形や着物の感じなどを捉えて描くことはとてもハイレベルなことです。

最初に子どもたちには「阿弥陀様を描くことはとても難しいことです。上手だから良い、上手く描けないからだめ、ということは絶対にありません。仏様を描くご縁にあわせて頂いたことが有難いのです。いつも見守って下さっている阿弥陀様にありがとうの感謝の心をもって、見て感じたままを描いて下さい。(これも難しいことだと思いますが。)」と伝えました。

先生から教わりながら順番に描いていきます。最初、なかなか筆(鉛筆)が進みませんでしたが、少しずつ形を捉えたり、何となくでも描き進めていくとだんだん手が動くようになり、何とか練習初日を無事終えることが出来ました。

「ふ~、つかれた~。」と言っていたので、「それがあれば、描けるようになるよ。」と伝えました。それだけ全集中している、ということですから、自然と絵に気持ちが入っていきます。

また、幼児が何日も練習すれば描けるかと言うとそういうものでもなく、一気に描いてしまった方が上手くいくということを毎年感じています。(一気に描いたものの方が良い、と個人的に思います。)

仏様のお姿は、全て『我々衆生(しゅじょう)の救い』を体現されておられます。

先生から、見るポイントなどを教わっています。

まずは、頭から描き始めていきます。

 

うまく描けず悩んでいるところを、隣の子が優しく慰めてくれています。

    

初日を終えて、上手く描けなかったと思っている子も多いと思いますが、個人的には『初日でよくここまで描けたな。』という実感を持っています。

この活動の肝は、余計なことを考えさせず、無駄なく子どもたちの集中力を持続させて、ゴールに向かってシュートを打てるかが鍵だと思っています。

予定ではあと2日で仕上げていきます。

引き続き、活動の様子をお伝えしていきますので、お楽しみに!

※卒園式の日に、会場に展示いたします。