年長さんが5月26日に植えたもち米の稲刈りを行いました。

代かき・田植え~稲刈りまでに、約4か月半かかりました。

 

 

         

今年は同時に脱穀まで行いました。

  

お昼からは、年中さんも自由参加して手伝ってくれました。

自由に藁を触ったり脱穀したり、普段ではできない経験です。

「これは何というか知っていますか?」

「お米!」

「これは藁と言います。」

「藁の家(三匹の子豚の)のか。」

何でも経験です。

 

 

こういう活動(遊び)は子どもたちは大好きですね。

 

「触っていいん?!」

「良いよ。」

 

今年の収穫を、しんらん様へお供えします。

代かき→田植え→稲刈り→(天日干し)→脱穀→もみすり→精米→お餅(仏様へのお供え餅)

もち米栽培活動は、「食育」と「まことの保育」「体験活動」「SDGs」などの要素を含んだ連続性と一貫性のある活動です。

いつもは年長さんがほとんど行っていますが、今年は、特に年中さんが面白がって参加してくれたことで活動の幅が一気に広がったように感じました。

※乳幼児期の脳でまず先に成長する必要があるのが「からだ脳」と言われています。

五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)を刺激して、その刺激の経験が脳に吸収されることで自然界で動物として生きていくための感覚が養われていきます。(これが人間としての土台)

今日の活動を通して、太古から日本人が自然と共に営んできた稲作のことや、自然界で身体を使って生きていくことの楽しさや大変さ、食べ物を栽培することの難しさや有難さなど、少しでも感じてもらえていれば、と思います。

今日の籾は後日みんなで籾摺りをして玄米の状態にして、精米(機械で)してお餅にして、1月の報恩講のあみだ様のお供え餅にします。(年長さんだけですが、少しだけ食べることもできますよ。)

 

ほうりん廿日市幼稚園

園長 宮武 栄明