毎日男の子も女の子も虫への興味が強いことに、驚かされます。
「いちごが赤くなってきたよ。」というと、バッと集まってきて、ぐいぐい押し合って見ていました。
私がいちごの葉っぱを触ると、年少さんも真似(模倣)をしていました。「イチゴが取れないよう気を付けてね。」と伝えました。
近くにいた年少さんも少しだけ玉ねぎの収穫をしました。
「匂いを嗅いでみて。」と言うと「いいにお~い。」「くさ!」など言っていました。
この時期に嗅覚を刺激することは、とても大切な体験です。
虫をみつけて持ってきました。「これはなに?」「なんて虫だろうね。」と言ってたくさん集まってきました。
興味や好奇心が一気に花開く時期ですね。押すな押すなの大騒ぎでした。
年中さん、母の日の作品を描いています。中身は秘密です。
年長さんは自由画を楽しんでいました。
年長さんが、バスの運転手の森兼さんと私で昨年の秋に植えた玉ねぎの収穫を行いました。
根っこが長く伸びていて、簡単には抜けませんでした。ねぎの部分が取れてしまう子もいましたが、何とか収穫出来ました。
職員も「芋ほりよりも面白いですね。」と言っていました。
数えると全部で105個ありました。豊作でした。
玉ねぎの横に植えてある九条ネギも収穫をしました。ネギ坊主(花)が出てくるとネギが固くなってきますが、まだ、大丈夫そうです。
秋に取り残して今頃芽が出たじゃがいも、生長の悪いので抜いたニンニク、抜くのに失敗した玉ねぎ、です。
形は悪いですが、ちゃんと食べられます。
本園では、『野菜やお米などが遠くの畑(田んぼ)にたくさん植えてあるけどあまり行かない』、よりも、子どもたちの目の前にあって、芽が出て大きくなって花が咲いて実がなる様子を毎日見て(体験して)もらいたいと思い、たくさんの種類の野菜や稲、果樹を園内で育てています。そこに集まる虫たちも子どもたちの感性を刺激してくれる存在となります。
大きい鯉のぼりが子どもたちの手の届く高さに吊るしてあることも、子どもたちにとっては感動だと思い、そうしています。(悪さをする子は1人もいません。)
この世界が面白い、と感じることが出来れば、あとは自然に自分で興味を追い求めていってくれると信じています。
それが学び(勉強とは限りませんが)につながっていってくれたら、と考えています。