今日は年長さんが平和公園へ遠足に行きました。
気温26℃、快晴。
絶好の遠足日和となりました。
幼稚園からバスで30分足らずで、平和公園資料館横のバス駐車場に到着することができました。
多数の観光バスと、大勢の観光客(外国人、平和学習・修学旅行の児童・生徒さん)が来ていました。
資料館前も、G7サミット後からいまだに入館を待つ人の長い行列ができていました。
みんなで折った折り鶴も持参しました。
原爆死没者慰霊碑前で、「この真上に原爆が落とされ、大勢の人が亡くなりました。」と伝え、みんなで合掌・お念仏を行いました。
次は被爆アオギリまで移動。
被爆アオギリの木の前で、音楽に合わせて「アオギリの歌」をみんなで歌いました。
木陰に差し込む日差しがキラキラと、とても綺麗で心地がよかったです。
平和の子の像へ移動。
平和の子の像前で、合掌・礼拝。
みんなの手作りの折り鶴をお供えしました。
幼稚園で折り鶴を折り始めた時は難しくて上手く折れなかったみんなでしたが、何度も繰り返すうちに、こんなにたくさんの折り鶴を折ることが出来るようになりました。
次は、原爆ドーム前に移動。
河畔の心地よい風を受けながら歩きました。
外国人観光客の多さに、外国の観光地に来ているような感覚になりました。
「相生橋」はB29戦略爆撃機からの原爆投下の目印とされた橋、とも言われています。
原爆ドーム上空600mで炸裂した原爆投下時のことを想像しながら真上を見上げると、当時のその時の状況は到底私では理解できませんが、いかに凄惨で残虐なことだったのかが想像できます。
毎年・毎回、現地・現場に行くことの重要性を、改めて感じさせられています。
原爆ドームと対岸の平和の鐘で記念撮影。
本日の遠足の写真は後日ネット販売にて行います。
準備が整い次第お知らせをいたします。
昼食前にみんなでトイレに行きました。
どこに行くのも歩いて移動があり、文字通りの遠足です。
お待ちかねのお弁当の時間です。
お母さんの手作りお弁当を嬉しそうに見せてくれました。
食後の片付けも年長さんは一人で上手に出来ますね。
食後は時間までその場で遊びました。
落ち葉で遊んだり。
「だるまさんが転んだ」をしたり。
自由に走り回ったり。
遊具はないけど、子どもたちは自由に遊ぶことが出来る名人です。
お帰りの合図で、すぐに遊びをやめて一人でリュック・水筒を持って並ぶことが出来るのも、さすが、年長さんでした。
バスに乗るために平和資料館まで移動。(まだまだ歩きます。)
バスに乗り込んで園へ帰る途中も、寝ている子もいましたが、まだまだ元気な様子の子もたくさんいました。
園に戻ると、しんらん様の前に、年少さんが持ってきて見せてくれた「落花生」が葉っぱごと置いてあり、興味深そうに触ってみていました。
前述のとおり、今日は広い平和公園を一周歩き続けた、文字通りの遠足でした。
それでも最後まで脱落する子もおらず、「幼稚園でまだ遊びたい!」と言う子までいたことに驚かされました。
今日の平和公園の意味が子どもたちにどこまで理解されているかは不明ですが、個人的には、平和公園に行くことが特別なことではなく、「子供の頃よく行っていたなぁ。」「県外(国外)に出て初めてあそこは特別な意味のある場所だったんだ。」など、一人一人の記憶に残ってくれて何かしら平和について考えるきっかけとなってくれることを願っています。
広島に住んでいる私たちだからこそ、「いつも身近な場所」として感じてもらえたら、と考えています。
お子様からも、今日の様子を聞いてみてくださいね。
ほうりん廿日市幼稚園
園長 宮武 栄明