今日も当たり前の日常(1日)が始まりました。
明日は、2011年3月11日14時46分に起こった東日本大震災から10年の節目の日となります。
丁度、幼稚園で年長さんと保護者の方との謝恩会が終わった後、佐方市民センターにお借りしたものを返却に行った時に、事務所で見た、大地を這う黒い津波の映像が今でも忘れることが出来ません。
その直後に起こった原発事故をTV中継で見たことも鮮明に覚えています。
当たり前の日常が有難いと忘れたころに、災害は起こるのだと思います。
日々に感謝と、災害に対する備えを、もう一度確認しておく必要があると感じています。
毎年、卒園児は手形を押した色紙を記念品として、持ち帰ります。
私たち人間が手を使う最高の行為は合掌をすること、と言われています。
つまり、生まれ変わり死に変わりして、人間として生まれてくることが出来るということ、更に、遇(あ)い難き仏法(仏のみ教え)に出会え、み仏様に手を合わせるということは、インドのガンジス川のほとりにある無数の砂のほんの一握りくらい難しいことである、と言う意味です。それほど、『出遭いにくく』『尊い』と言う意味です。(それほどの仏縁が恵まれてあった、ということです。)
この色紙には、『手を合わせる感謝の心を忘れないように』という意味が込められています。
今日は年長さんの卒園アルバム用グループ写真、阿弥陀様の絵との写真撮影でした。
この様な感じの画像をグループごとに撮影しましたので、業者サイトで3月27日よりご確認ください。
(※掛け軸左側に、名前を消す画像処理をしています。)
来週土曜日の卒園式に向けて練習を頑張っています。
当日は、感染防止対策の為、クラスごとの卒園式となります。
幼稚園最後の式で、お家の人にこれまで有難うの感謝の気持ちと、大きく成長した姿をしっかりとみてもらおう、ということを子どもたちと確認しました。
今日は年少さんのつみき教室(課外)でした。
取り組む姿が堂々としていて、少し驚きました。
1年間の終わりのこの時期に、職員同士が子どもたちの姿について色々話していたり学年を越えて情報交換を活発に行っている様子を側で見ていると、これまでの子どもたちとの関わりの積み上げを実感でき、とても嬉しく楽しく感じます。
先生という仕事の『一番の充実感』だったり『やりがい』を実感できる場面でもあると毎年感じます。
これからも『先生の先生は子ども』ということを、常に忘れずにいたいものです。