今宵は気圧の谷間の影響で中秋の名月を愛でることはむつかしいです。と,発信しましたが・・・
秋のとばりが深まってゆく中,東を眺めると見事な「中秋の名月」が出ているではありませんか。
思わずカメラを取り出し,夢中になってシャッターを切りました。
湿度が低く,空気が澄んでいる秋の空は,月を愛でるのにもってこいの季節です。
月の満ち欠けをカレンダーにして,脳耕作をしてきた私たちにとって,満月は豊作の象徴とも見立てられました。
また,月を見て,詩歌を詠んだりして,月を愛でる習慣が続いてきたと聞いています。
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 新古今集
見上げれば,秋の空は気持ちよく広がっています。
是非,今宵,お月見を楽しんでみてはいかがですか。